私たちの精神安定は酵素がガギを握る?

人間誰しも、気分が晴れなかったり、落ち込んだりするものです。 短期的な気分の落ち込みであれば、時間が解決するものですが、長期化してしまうとうつ病に発展する場合もあります。 実は、私たちの精神面での浮き沈みは体内の酵素が大きく関係しているのです。 ですので、私たちは体内酵素を無駄に消費しない生活を心掛けるべきなのです。

精神的安定はセロトニンが影響する

私たちの精神状態に大きく影響するのは、脳内で生成、分泌される「セロトニン」と呼ばれる物質です。 このセロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、私たちの感情に大きく影響するとされています。 因みに、セロトニンはホルモンではありませんが、ホルモンに非常によく似た働きをする為、このように呼ばれています。 セロトニンは脳内で作られ、神経が刺激されると分泌されていきます。 脳内で、セロトニンが分泌されると、私たちは幸せな気持ちになったり、精神的に安定したりするわけです。 例えば、あなたはケーキが大好物だとします。 その大好物を食べた事が神経を刺激し、それが脳に信号として伝わり、セロトニンが分泌されるという流れになるのです。 しかし、うつ病患者の場合、セロトニンの分泌が十分ではありません。うつ病の原因はセロトニンの不足が関係しているのです。 つまり、私たちの精神的安定はセロトニンの分泌に大きく影響されるわけです。

脳内セロトニンと腸内セロトニンの意外な関係

実はセロトニンは脳内でも生成されますが、腸内でも同じように生成されます。 腸内で作られるセロトニンは、脳内で作られるセロトニンとは違う働きをします。 腸内で作られるセロトニンは、腸の蠕動運動の促進を始め、消化器官の活動を促進する働きをします。 実は、腸内のセロトニンの濃度は脳内のセロトニンの濃度と密接な関係があるのです。 つまり、腸内のセロトニンが増えるという事は腸内の善玉菌が増えるという事です。 2013年にアメリカで行われた実験によると、腸内環境が良い状態(つまり、善玉菌の比率が多い状態)だと、脳内のセロトニンの濃度も上昇する事が証明されています。 ですので、腸内環境を整える事は脳内のセロトニンを増やす結果となるわけです。

腸内・脳内共にセロトニンを増やす為には酵素が必要

脳内でセロトニンの分泌を増やすには、酵素が必要不可欠です。 なぜなら、酵素は腸内環境を整える上で重要な役割を担うからです。 私たちの唾液や胃液には「消化酵素」が含まれるのですが、これが十分に分泌されると、食べ物が十分に分解された状態で腸に引き渡される形となります。 この酵素の活躍により、腸内に善玉菌が増殖しやすい環境になるのです。 こうして腸内に善玉菌が増える事により、脳内のセロトニンの濃度が増え、結果として精神状態が安定するとのですよね。 これらの事から、私たちの精神面での安定は、酵素がカギを握っているという事ができます。